はなの日記

道草しながら散歩するように生きよう アラフィフはなのささやかな日々

息子

秋です。

空が青いです。

 

学園祭の季節ですね

 

先日息子の大学の学園祭に

行って参りました

 

大学の近くで

一人暮らしをしている息子は

音楽サークルに入り

バンドを組んでドラムを担当している

 

3年生ということで

ステージに立つのは今年で最後らしい

 

一度くらい青春輝く息子の晴れ姿を

見に行ってやろか、、

そんな想いで

夫と二人、息子の大学へ向かう中

わたしはあの過酷な

大学受験の日々を

思い出していた

 

あの張り詰めた雰囲気

たくさん出ていくお金。。

 

息子は特別優秀でもなく

夫もわたしも

教育熱心ではなかったこともあり

正直、受験の準備は遅かったと思う

 

こんなに苦労するなら

早くけしかけてやればよかったと

後で後悔した   

 

そんな中でも

コツコツ地道に頑張っていた息子

 

時に思うようにいかず

イライラをぶつけるために

机を叩く、床を蹴る、声をあげる

(笑)

 

家の中には重たい空気が漂っていた

「ねーねー、今日さ〜ぁ、、」

と話し掛けたい気持ちをこらえて

お口にチャックするわたし

受験に家族の協力は絶対だ

 

模擬テスト、センター試験

お金が必要になるたびに

申し訳なさそうにしていた息子の顔が思い出される

いつの間にこんな親に気を使うような大人になったのだろう

 

自分の将来を決めてしまうかもしれないことへの不安

親に経済的な負担をかけてしまうことへの罪悪感

受験生はその年齢には不相応に

重たいものを背負っている

 

そんな息子を不憫に思いながらも

現実と戦う息子を陰で応援していた

 

第一希望の大学に落ちた時

打ちのめされたように

がっくりと肩を落としていた息子

 

 

そんな想いの末につかんだ

合格   ‼︎‼︎

 

そして今

目の前で仲間と楽しそうに

ドラムを叩く息子

 

感慨深し。。。

 

合格が決まってやれやれと

ある日洗濯をしようとした時だった

 

ん⁈

息子のパンツが、、、⁈

 

うしろ中心の縫い目から左右に

布が裂けて大きな穴が開いている

もう一枚も同様に、、(・・;)

 

「これって…」

息子はもともと倹約家で

体裁を気にしないタイプだ

 

だけど

これがパンツ代を節約するためのものではないことは理解できた

 

こんなにパンツが擦り切れるまで

椅子に座ってたのか…

アイツは…

 

その時初めて息子を

一人の男の子として

客観的に見た気がした

 

2年になって

一人暮らしをすると言いだして

部屋から出ていった後

勉強机にみすぼらしく

白い紙が貼ってあるのを見つけた

 

 

なんじゃこれは?

 

はがしてみるとそこには…

 

 

やっぱり穴ーーーーーーー!!

 

こぶし大の穴ーーーーーー!!

 

は、激しい!( ̄▽ ̄;)

 

受験とは…

厳しき

若者の人生を賭けた戦いなり。。。

 

 

しかしよかったな息子よ

穴の開いたパンツで

机にかじりついていたのに

 

今では可愛い彼女もできて

学生生活を満喫中

ちっとも家に帰って来ない

 

それでよい

この世の春を楽しむがよい

息子よ

 

気付かないうちに大人になって

少しずつ離れていく子供

 

ここは

あの子が自分の力で手に入れた

自分の場所

金の思い出を作る場所

 

 

夕陽が沈む前に

わたしたちはキャンパスを後にした

 

あのパンツは

今でも箱に入れてとってある(笑)